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注文住宅 /

新築の坪単価ランキング2026|都道府県別の最新水準を国土交通省データで比較 (全47都道府県)

新築の坪単価は、住む都道府県によって大きく違います。同じ延床30坪の戸建てでも、東京都と地方県では取得費用が3〜10倍の差が出ることもあり、家づくりの予算設計で最初に押さえるべき指標です。

この記事では、国土交通省 不動産情報ライブラリの2024年取引価格データから、全47都道府県の戸建て坪単価中央値を集計してランキング化しました。京都・愛知・大阪・兵庫・千葉・福岡・埼玉・神奈川など、家づくり検討者から多く参照される都道府県の水準と地域差を、公的データに基づいて整理します。

都道府県別 新築の坪単価ランキング (全47都道府県・2024年)

国土交通省が公開する不動産取引価格データから、各都道府県の戸建て(土地+建物)坪単価の中央値を集計しました。土地+建物の取引価格を延床面積で割った値の中央値で、取引件数の多い都道府県ほど指標の信頼性が高くなります。

順位都道府県戸建て坪単価中央値取引件数
1東京都1,893,310円/坪15,633件
2神奈川県1,061,857円/坪12,086件
3大阪府787,090円/坪14,700件
4埼玉県751,314円/坪10,397件
5京都府727,272円/坪5,537件
6愛知県686,585円/坪8,761件
7沖縄県667,513円/坪899件
8千葉県578,512円/坪9,695件
9兵庫県528,925円/坪8,645件
10福岡県462,809円/坪6,085件
11宮城県408,361円/坪3,335件
12広島県373,328円/坪3,303件
13滋賀県364,894円/坪2,239件
14奈良県310,339円/坪2,192件
15静岡県297,520円/坪4,326件
16石川県275,482円/坪1,305件
17岡山県273,497円/坪2,101件
18高知県260,455円/坪646件
19熊本県251,869円/坪1,811件
20栃木県224,544円/坪2,398件
21北海道215,888円/坪8,665件
22大分県214,876円/坪1,161件
23長崎県212,514円/坪1,222件
24福井県210,368円/坪598件
25福島県208,285円/坪2,152件
26愛媛県191,387円/坪1,151件
27群馬県188,902円/坪2,321件
28佐賀県186,723円/坪737件
29岐阜県181,727円/坪2,097件
30宮崎県176,308円/坪1,163件
31茨城県172,188円/坪3,265件
32鳥取県160,175円/坪600件
33徳島県158,805円/坪573件
34富山県158,603円/坪1,067件
35鹿児島県158,355円/坪1,621件
36新潟県154,739円/坪2,064件
37三重県150,182円/坪2,141件
38山口県146,069円/坪1,561件
39長野県142,149円/坪2,130件
40和歌山県142,149円/坪1,116件
41岩手県141,086円/坪973件
42山形県135,711円/坪844件
43山梨県130,490円/坪861件
44青森県128,558円/坪1,222件
45香川県126,392円/坪825件
46秋田県125,141円/坪953件
47島根県103,306円/坪531件

全国加重平均 (取引件数で重みづけた都道府県平均の集計) は約63万円/坪、単純平均は約33万円/坪です。両者に差が出るのは、首都圏・近畿圏に取引が集中するためで、実取引の重みでは首都圏水準に近い数値になります。

都道府県を3つの価格帯に分類して読む

47都道府県をまとめて見ると差が大きく分かりにくいため、首都圏圏内・近畿/中部主要圏・地方圏の3グループで読み解きます。

高水準帯 (75万円/坪以上) — 東京・神奈川・大阪・埼玉

東京都(189万円/坪)・神奈川県(106万円/坪)・大阪府(79万円/坪)・埼玉県(75万円/坪)が高水準帯です。土地価格の高さが坪単価を押し上げる主因で、特に東京都は2位の神奈川県の1.8倍に達します。土地+建物の総額で5,000万〜1億円超のレンジが現実的になり、注文住宅では建物単価より土地取得費が予算の大半を占める構造になります。

東京都内の市区町村別の取引相場は東京都の戸建て・土地相場、神奈川県内は神奈川県の戸建て・土地相場、大阪府内は大阪府の戸建て・土地相場、埼玉県内は埼玉県の戸建て・土地相場で市区町村TOP30と取引件数を確認できます。

中水準帯 (40万〜75万円/坪) — 京都・愛知・千葉・兵庫・福岡

京都府(73万円/坪)・愛知県(69万円/坪)・千葉県(58万円/坪)・兵庫県(53万円/坪)・福岡県(46万円/坪)は、地方の主要県でありながら首都圏のベッドタウンや三大都市圏の中核として地価が安定しています。土地+建物で総額3,000万〜5,000万円台のレンジが標準的で、注文住宅検討者の最も厚いボリュームゾーンに該当します。

市区町村別の詳細は京都府の戸建て・土地相場愛知県の戸建て・土地相場千葉県の戸建て・土地相場兵庫県の戸建て・土地相場福岡県の戸建て・土地相場で確認できます。

地方水準帯 (40万円/坪以下) — 宮城・広島・滋賀以下の37都道府県

宮城県(41万円/坪)・広島県(37万円/坪)・滋賀県(36万円/坪)以下の37都道府県は、地方圏に該当します。土地取得費が建物建築費よりも小さくなる傾向があり、土地+建物で2,000万〜3,500万円台のレンジが現実的です。同じ予算で延床40坪超の広めの戸建てや、長期優良住宅・ZEH水準の高性能仕様を選びやすい価格帯です。

地方政令市・中核市では中心市街地の坪単価が県内平均を大きく上回るため、市区町村別の確認が重要です。宮城県の戸建て・土地相場広島県の戸建て・土地相場などの都道府県別ページで市区町村のばらつきを確認してください。

都道府県別坪単価から読み取れる構造

首都圏 (東京・神奈川・埼玉・千葉) — 距離による価格逓減

首都圏4都県を並べると、東京189万円 → 神奈川106万円 → 埼玉75万円 → 千葉58万円と、都心からの距離に応じて坪単価が下がる構造が明確に出ます。東京都心通勤を前提とした場合、神奈川県内では川崎市・横浜市の駅近、埼玉県内ではさいたま市・川口市、千葉県内では市川市・船橋市・浦安市が価格上位になります。

千葉県の坪単価58万円は埼玉県75万円より20%以上低く、ベッドタウンとしての価格優位性が継続しています。流山市など TX沿線の人口増加エリアは坪単価上昇傾向にあり、購入タイミングの判断は地価上昇率ランキング2026で都道府県別変動率を確認したうえで進めるのが現実的です。

近畿圏 (大阪・京都・兵庫) — 都心集中型

近畿圏は大阪府(79万円) → 京都府(73万円) → 兵庫県(53万円)の順で、首都圏ほど距離による逓減が明確ではありません。京都府の坪単価が大阪府に近い水準なのは、京都市内の文化的・観光的需要と、市内中心部の供給制約が同時に効いているためです。兵庫県は神戸市内と西宮市・芦屋市の住宅地需要が県平均を押し上げる一方、播磨・但馬の地方圏は地方水準帯に近い価格帯になります。

中京圏 (愛知) と 福岡 — 政令市の独立した強さ

愛知県(69万円)は名古屋市内の住宅地価格と、トヨタ関連企業の集積による安定した需要が県平均を支えます。福岡県(46万円)は九州唯一の中水準帯で、福岡市内の住宅需要と人口流入が県全体の水準を押し上げる構造です。地方圏で唯一、人口増加と地価上昇が継続している珍しいパターンに該当します。

坪単価データを家づくり予算に変換する手順

都道府県別の坪単価中央値は「地域全体の相場感」を把握する指標で、自分の土地+建物の取得費用そのものではありません。実際の家づくり予算に変換するには、以下の手順で精度を上げます。

  1. 検討する都道府県の坪単価中央値を本ランキングで確認 (例: 愛知県69万円/坪)
  2. 都道府県内の市区町村別ランキングで自分の検討エリアを絞り込む (上記の都道府県別souba ページへのリンク参照)
  3. 市区町村中央値に延床面積を掛けて、土地+建物の総額を仮算定する (例: 愛知県春日井市の中央値×建てたい延床面積)
  4. 注文住宅の場合、建物の坪単価はハウスメーカー坪単価ランキング2026で建築会社グレード別に補正する
  5. 補助金・住宅ローン控除を加味した実質負担額を住宅補助金一覧 2026年版で確認する

坪単価で予算を見るときは、土地+建物の総額レンジを掴むのが目的で、最終的には個別物件・建築プランの見積もりが必要です。坪単価の罠と落とし穴については坪単価のワナと比較の注意点で整理しています。

都道府県別坪単価データの読み方の注意点

公的データから集計した坪単価は実取引ベースの中央値ですが、以下の点で「自分の検討エリアそのもの」とずれることがあります。

注意点内容
取引件数の偏り取引件数が500件以下の都道府県は中央値が個別物件の影響を受けやすい
中古取引の混在国交省データは新築・中古を区別せず合算しているため、新築相場より低めに出る傾向
延床面積のばらつき大型物件と小型物件の取引比率で中央値が動く (山間部は延床大、都市部は延床小の傾向)
集計年度の遅延2024年取引データの集計が指標。直近の取引相場とは1-2年のタイムラグあり
市区町村差県平均と県内最高市区町村の差は2-3倍に達することが珍しくない

特に首都圏・近畿圏の都道府県では、市区町村差が大きいため都道府県平均だけで判断するのは危険です。検討エリアが定まっている場合は、必ず市区町村別ページで地域内のばらつきを確認してください。

よくある質問

新築の坪単価が最も高い都道府県と低い都道府県はどこですか?

国土交通省 不動産取引価格データ2024年分から戸建ての中央値を集計すると、最高は東京都の1,893,310円/坪、最低は島根県の103,306円/坪です。両者で約18倍の差があり、同じ延床30坪の戸建てでも取得費用は5,600万円超と310万円という大きな差になります。首都圏・近畿圏の主要都府県が高水準帯、地方圏が低水準帯という傾向は過去5年間ほぼ変わっていません。

「新築 [都道府県] 坪単価」で検索したときに見るべき指標は何ですか?

都道府県平均 (中央値) と、自分の検討する市区町村の中央値の2つを並べて見ることが重要です。県平均だけ見ても、県内の市区町村差が2-3倍に達する都道府県もあるためです。本ランキングで都道府県の位置を把握したうえで、各都道府県別ページ (例: /topic/souba/kyoto/) で市区町村別のランキングと取引件数を確認してください。

注文住宅の坪単価と本ランキングの数値はどう違いますか?

本ランキングの数値は土地+建物の取引価格を延床面積で割った中央値です。一方、注文住宅で言う坪単価は通常「建物本体の建築費を延床面積で割った値」を指します。両者は計算分母も対象も違うため、直接比較できません。注文住宅の建物単価については注文住宅の坪単価の見方、ハウスメーカー別の建物単価についてはハウスメーカー坪単価ランキング2026で別途確認してください。

千葉県と埼玉県の坪単価の差はなぜ大きいのですか?

千葉県の中央値58万円/坪は埼玉県75万円/坪より20%以上低い水準です。要因は3つあります。1点目は東京都心へのアクセス時間で、埼玉県南部 (川口・さいたま) は東京北部に直結し通勤時間が短いため住宅需要が強く、坪単価が上がりやすい構造です。2点目は埼玉県内に大宮・浦和など県内中核の住宅需要が分散している一方、千葉県は東葛地域 (松戸・船橋・市川) に集中する傾向があります。3点目は千葉県の県土が広く、北東部 (匝瑳・銚子) や南房総には地方水準帯のエリアも含まれるため、県平均が下振れする要因になります。

地方の県で家を建てるとどれくらいコストを抑えられますか?

東京都 (189万円/坪) と平均的な地方県 (15-20万円/坪) を比較すると、土地+建物の総額で10倍近い差が出ます。延床30坪の戸建てを建てる場合、東京都心では土地+建物で5,700万円規模になる一方、地方県では500-600万円台の取引も中央値圏内に含まれます。ただし地方県では建物建築費の比率が高くなるため、ハウスメーカーグレードの選択が総額に与える影響は地方の方が大きくなります。総額削減を狙う場合は年収別の住宅予算などで個別のシミュレーションを進めることを勧めます。

家づくりは検討する都道府県・市区町村によって坪単価が大きく変わるため、地域の相場感を掴んだうえで具体的な建築プランを進めることが重要です。検討地域で対応可能なハウスメーカー・工務店から実際のプランと見積もりを取り寄せれば、本ランキングの数値が自分の予算でどのレベルの住宅になるのかが具体的に見えてきます。

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