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外構・エクステリア

テラス屋根の費用相場|間口・出幅別の本体価格と工事費、テラス囲い・サンルームとの違い

テラス屋根は、洗濯物を雨から守ったり、窓際の日差しをやわらげたりする目的で後付けされる外構設備です。費用は間口(幅)と出幅(奥行き)で決まる本体価格に、基礎や設置の工事費が加わります。標準的な1台分(間口2間・出幅6尺程度)の壁付けテラス屋根なら、本体と工事費を合わせて15万〜30万円が目安です。積雪に耐える仕様や、柱だけで自立する独立式、囲いを付けるテラス囲いになると費用は変わります。この記事では、サイズ別の費用相場、屋根材や設置方式による違い、テラス囲い・サンルームとの費用差、後付け時の注意点を整理していきます。

なお本記事は、テラス屋根(屋根のみ)の費用を主に扱います。テラス囲いやサンルームについては費用の目安と違いを概説するにとどめ、それぞれの詳しい設計や費用は別途専用の記事で扱います。

本記事の費用は、LIXIL・YKK AP・三協アルミなど各メーカーが公開しているカタログ価格と、エクステリア施工業者の一般的な見積もり事例、各社の積雪・耐風強度仕様をもとにした目安です。サイズ・地域・設置条件によって変動します。

テラス屋根の費用相場(サイズ別)

テラス屋根の費用は、間口(幅)と出幅(奥行き)の組み合わせで決まります。エクステリアでは間口を「間(けん)」、出幅を「尺」で表すことが多く、1間は約1.8m、6尺は約1.8mが目安です。下表は壁付けタイプ・アール屋根・ポリカーボネート屋根材で、本体価格に標準的な工事費を含めたおおよその費用感です。サイズや地域、設置条件で変わる概算として参考にしてください。

サイズ(間口×出幅)用途の目安費用相場(工事費込み)
1.5間 × 6尺(約2.7m×1.8m)勝手口・小さな物干し12万〜20万円
2間 × 6尺(約3.6m×1.8m)標準的な物干しスペース15万〜28万円
2間 × 9尺(約3.6m×2.7m)広めの物干し・くつろぎ20万〜35万円
3間 × 6尺(約5.4m×1.8m)掃き出し窓を広くカバー22万〜38万円
3間 × 9尺(約5.4m×2.7m)大型ウッドデッキ上30万〜50万円

上表は本体価格と標準的な工事費を合わせた総額の目安です。総額のうち、屋根材やフレームといった本体部分は8万〜35万円程度、基礎・柱の建て込みや壁取り付け・防水処理などの工事費は5万〜15万円程度が内訳の目安になります(項目ごとの詳細は後述の「工事費の内訳」を参照)。間口が広がるほど柱の本数や梁の強度が必要になり、価格は段階的に上がります。出幅を深くすると雨の吹き込みは減りますが、風や雪の荷重を受けやすくなるため、強度仕様の見直しが必要になる場合があります。

本体価格はカタログ価格から値引きされて流通するのが一般的で、専門店やネット系の施工店では大きく割り引かれることもあります。工事費は地域や設置状況で差が出るため、本体価格の安さだけでなく総額で比較してください。

屋根材の種類と費用差(ポリカ・熱線遮断・折板)

テラス屋根の費用は、屋根材の種類でも変わります。一般的に使われるのはポリカーボネート板で、軽くて割れにくく価格も抑えやすい素材です。

ポリカーボネートには、透明・かすみ調・熱線遮断タイプなどがあります。標準的なクリアタイプが価格を抑えやすく、熱線遮断・熱線吸収タイプは夏の日差しや室内の温度上昇を抑える効果がある分、1万〜3万円程度高くなる傾向があります。窓際の暑さが気になる場合は、熱線遮断タイプを選ぶ価値があります。

積雪が多い地域や、より高い強度を求める場合は、ポリカーボネートより厚みのあるアルミ折板(せっぱん)屋根が選ばれます。折板屋根は遮光性・耐久性が高く、上を人が歩ける製品もありますが、その分本体価格は上がり、同サイズでもポリカ仕様より5万〜15万円程度高くなることがあります。

屋根材は10〜15年程度で劣化や色あせが進むため、将来的に屋根材だけを張り替える費用(数万円〜)も見込んでおくと、長期の維持費を把握しやすくなります。

設置方式の違い(壁付け式・独立式)

テラス屋根は、建物の外壁に固定する壁付け式と、柱だけで自立する独立式に分かれます。

壁付け式は、建物の壁に取り付け桟(さん)をビス留めし、前面を柱で支える一般的な方式です。費用を抑えやすく、施工も半日〜1日で済むことが多いタイプです。ただし外壁に穴をあけるため、防水処理(コーキング)が確実に行われているかが重要になります。ハウスメーカーの保証期間内は、外壁への穴あけが保証の対象外になるケースもあるため、施工前に確認してください。

独立式は、外壁に固定せず4本以上の柱で屋根を支える方式です。外壁に穴をあけないため、ハウスメーカー保証を気にする方や、建物から離れた庭・駐輪スペースに設置したい場合に向きます。柱と基礎が増える分、同サイズの壁付け式より費用は3万〜10万円程度高くなる傾向があります。

比較項目壁付け式独立式
費用感抑えやすいやや高い
外壁への穴あけありなし
設置場所建物に隣接した位置庭・離れた場所も可
強度の確保壁と柱で支える柱と基礎で支える
工事期間の目安半日〜1日1日前後

テラス屋根・テラス囲い・サンルームの違いと費用差

「テラス屋根」「テラス囲い」「サンルーム」は混同されやすい設備ですが、構造と費用が大きく異なります。

テラス屋根は、屋根だけを設ける開放的な設備で、側面や前面に壁がありません。費用は15万〜35万円程度が中心で、3つの中では手軽に設置しやすい設備です。

テラス囲いは、テラス屋根に前面・側面のパネルや窓を組み合わせ、空間を半分囲ったものです。雨や風の吹き込みを抑えられ、洗濯物を干したまま外出しやすくなります。費用は囲う面の数や開口部の仕様によって35万〜80万円程度まで上がります。

サンルームは、床・壁・屋根をしっかり囲い、室内に近い使い方ができる設備です。断熱性や気密性が高い分、費用は50万〜120万円程度と3つの中では高めになります。

ここで注意したいのが、テラス囲いやサンルームのように三方が壁で囲われ屋根がある構造は、建築基準法上の「建築物」として建築面積に算入される点です。建築面積が増えると、固定資産税の対象になったり、建ぺい率の制限に関わったり、増築として建築確認申請が必要になる場合があります。一方、屋根だけのテラス屋根は、自治体の判断によって扱いが分かれることがあります。設置前に施工業者や自治体の窓口で、申請や課税の扱いを確認しておくと安心です。

用途で選ぶなら、洗濯物の雨よけが主目的ならテラス屋根、半屋外の物干し・収納空間が欲しいならテラス囲い、第二のリビングとして使いたいならサンルームが目安です。

工事費の内訳

テラス屋根の見積もりは、本体価格と工事費に分かれます。総額を判断するには、工事費の内訳を確認することが大切です。

項目内容費用目安
本体(屋根材・フレーム)間口・出幅・屋根材で決まる8万〜35万円
基礎・柱建て込み掘削、コンクリート、柱の固定2万〜6万円
壁取り付け・防水処理桟のビス留め、コーキング1万〜3万円
雨樋・排水処理縦樋の設置、排水経路の確保1万〜3万円
既存物の撤去(必要時)古い屋根・波板の解体処分1万〜5万円
土間コンクリート(任意)テラス下を土間にする場合2万〜8万円

雨樋は標準で付属する製品が多いものの、縦樋をどこへ流すかで排水処理の手間が変わります。テラス下を土足で使いたい場合は土間コンクリートを別途施工することが多く、その分の費用が加算されます。

設置場所が2階のベランダや高所になると、足場や高所作業の費用が加わり、1階設置より割高になります。見積もりを比較するときは、本体価格だけでなく、こうした付帯工事を含めた総額で見てください。

外構工事全体の段取りや業者選びについては外構工事のタイミングと進め方も参考になります。建物の工事と合わせて計画すると、配線や基礎の段取りがスムーズです。

積雪・耐風など強度仕様の選び方

テラス屋根は屋外に設置するため、地域の気象条件に合った強度仕様を選ぶことが重要です。

積雪地域では、標準仕様(積雪20cm相当)では雪の重みでフレームが変形する恐れがあります。各メーカーは積雪50cm・100cmといった耐積雪強度の高い仕様を用意しており、強度が上がるほど本体価格も上がります。標準仕様から積雪強化仕様にすると、同サイズでも数万円高くなるのが一般的です。

台風や強風の多い地域では、耐風圧強度の高い仕様や、屋根材を押さえる部材を追加する選択肢があります。出幅が深いほど風の影響を受けやすいため、強度仕様とのバランスを業者と相談してください。

居住地域の積雪・風速の基準は、設置前に施工業者へ伝えると、適切な強度の製品を提案してもらえます。安さだけで標準仕様を選ぶと、数年後の大雪や台風で破損し、結果的に修理費がかさむことがあります。

ウッドデッキへの後付けと注意点

すでに庭やウッドデッキがある場合、その上にテラス屋根を後付けすることもできます。柱を立てる際は、デッキ材の上に直接載せるのではなく、デッキを貫通させて地面の基礎に固定するのが基本です。デッキ材の上に載せると強度が不足したり、デッキの劣化で屋根が傾いたりする恐れがあります。施工時にデッキの一部を加工することがあるため、見積もり時にその範囲を確認してください。

既存の掃き出し窓や2階のベランダ、シャッターボックスや庇(ひさし)の位置によっては、屋根の高さや勾配が制限されることがあります。干渉する場合は取り付け高さを調整したり、屋根の角度を変えたりする対応が必要です。後付けでは、既存の外壁・デッキの状態や干渉物を踏まえた現地調査が欠かせません。複数の業者に現地を見てもらい比較すると、自宅の条件に合った仕様を選びやすくなります。

ウッドデッキそのものの費用感はウッドデッキの費用相場で整理しています。デッキと屋根を同時に計画すると、柱の基礎を共用できる場合があり、段取りも効率的です。

費用を抑えるポイント

テラス屋根は屋外設備なので、過度に費用を削ると強度不足や雨漏りにつながりますが、合理的にコストを下げる方法はあります。

屋根材は用途に合わせて選びます。窓際の暑さが気にならない場所なら標準のポリカーボネートで十分なケースもあり、南向きで日差しが強い場所では熱線遮断タイプにすると快適性が上がります。サイズも必要十分にとどめると無駄が出ません。出幅を1段階深くすると本体価格と強度仕様が上がるため、物干しに必要な奥行きを実測してから決めてください。

費用差が出やすいのが業者の選び方です。同じメーカーの同じ製品でも、仕入れ条件や施工費の設定で総額に差が出ます。テラス屋根を多く扱う専門業者は仕入れが有利な分、価格と提案の両面で比較する価値があります。波板の張り替え程度を自分で行う方もいますが、柱の基礎工事や外壁への防水処理は専門業者に任せたほうが安全です。外構DIYの費用と注意点で、自分でできる範囲とプロに任せるべき範囲を整理しています。

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テラス屋根は、サイズ・屋根材・設置方式・強度仕様の組み合わせで費用が大きく変わります。同じ条件で複数の外構業者から見積もりを取ると、提案内容と価格の妥当性を比較しやすくなります。外構・エクステリアの一括見積もりサービスなら、地域の施工業者から無料でプランと見積もりを受け取れます。2社以上を比較することで、自宅の条件に合った仕様を選びやすくなります。

よくある質問

テラス屋根の後付け費用はいくらくらいですか? 標準的な間口2間・出幅6尺(約3.6m×1.8m)の壁付けタイプで、ポリカーボネート屋根材なら本体と工事費を合わせて15万〜28万円が目安です。サイズが大きくなると本体価格と強度仕様が上がり、3間×9尺の大型タイプでは30万〜50万円程度になります。2階のベランダ設置や積雪強化仕様、独立式を選ぶと、これより費用が上がります。
テラス屋根とテラス囲い、サンルームはどう違いますか? テラス屋根は屋根だけの開放的な設備で15万〜35万円程度、テラス囲いは前面・側面のパネルで半分囲ったもので35万〜80万円程度、サンルームは床・壁・屋根で室内に近い空間にしたもので50万〜120万円程度が目安です。囲うほど費用は上がります。雨よけが主目的ならテラス屋根、半屋外の物干し空間が欲しいならテラス囲いが向いています。
テラス囲いやサンルームを付けると固定資産税はかかりますか? テラス囲いやサンルームのように三方が壁で囲われ屋根がある構造は、建築基準法上の建築物として建築面積に算入され、固定資産税の対象になることがあります。建ぺい率の制限や、増築としての建築確認申請が必要になる場合もあります。屋根だけのテラス屋根は自治体によって扱いが分かれます。設置前に施工業者や自治体の窓口で、申請や課税の扱いを確認しておくと安心です。
積雪のある地域でもテラス屋根を設置できますか? 設置できますが、標準仕様(積雪20cm相当)では雪の重みでフレームが変形する恐れがあります。各メーカーは積雪50cm・100cmといった耐積雪強度の高い仕様を用意しており、地域の積雪量に合わせて選びます。強度が上がるほど本体価格も上がるため、居住地域の積雪・風速の基準を施工業者に伝えて、適切な仕様を提案してもらってください。
既存のウッドデッキの上にテラス屋根を後付けできますか? 後付けできます。ただしデッキ材の上に直接柱を載せると強度不足や傾きの原因になるため、デッキを貫通させて地面の基礎に柱を固定するのが基本です。施工時にデッキの一部を加工することがあり、既存の窓やベランダの位置によっては屋根の高さや勾配が制限される場合もあります。現地調査で設置条件を確認してから、可能なサイズと仕様が決まります。

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