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外構・エクステリア

外構DIYはどこまでできる?費用・難易度別おすすめ工事と注意点

新築やリフォームで外構工事の見積もりを取ってみたら、想像以上に高かった。そんなとき「自分でできる部分はDIYで済ませたい」と考える方は多いのではないでしょうか。外構DIYはホームセンターで材料を揃えられる手軽な工事から、専用工具や技術がないと危険な工事まで幅があります。

やってみたら意外と簡単だったという声がある一方で、仕上がりが悪くてやり直しになったり、地盤や排水を考えずに施工して後悔したりするケースも珍しくありません。この記事では、外構DIYの費用目安と難易度を工事別に整理し、自分でやるべきか業者に頼むべきかの判断基準を解説します。

外構DIYの費用感と業者依頼との差

外構工事を業者に依頼する場合、費用の大部分を占めるのは人件費と重機費です。材料費だけならDIYのほうが大幅に安くなる工事が多いですが、仕上がりの品質と耐久性には差が出ます。

工事内容業者依頼の相場DIYの材料費目安差額
砂利敷き(10㎡)3万〜6万円5,000〜1.5万円2万〜5万円
人工芝設置(10㎡)5万〜10万円2万〜5万円3万〜5万円
ウッドデッキ(3畳)20万〜40万円5万〜15万円15万〜25万円
アルミフェンス(10m)15万〜35万円5万〜12万円10万〜23万円
タイル・レンガ敷き(5㎡)5万〜12万円1.5万〜4万円3万〜8万円
コンクリート土間(10㎡)10万〜20万円3万〜7万円7万〜13万円
カーポート設置25万〜50万円DIY不向き-

差額を見ると魅力的に映りますが、DIYには工具購入費(ドリル、水平器、タンパー等)や施工時間、失敗リスクが含まれていません。工具を一から揃えると追加で1万〜3万円程度かかることが多く、はじめての施工は予定の2〜3倍の時間がかかる前提で計画しておくのが現実的です。

外構工事全体の費用感を掴みたい方は外構工事の費用目安と内訳も参考にしてください。

難易度別・外構DIYのおすすめ工事

難易度 低 ── 初心者でも取り組みやすい

砂利敷き

外構DIYの入門として最も手軽な工事です。既存の土の上に防草シートを敷き、その上に砂利を撒くだけで、雑草対策と見た目の改善が同時にできます。

必要な道具は、レーキ(均し用)、転圧用のタンパーまたは足踏みローラー、ハサミ(防草シートのカット用)の3つ。いずれもホームセンターで揃います。

ポイントは砂利の厚さです。3cm未満だと防草シートが見えたり、歩行時にずれたりします。4〜5cmの厚みを確保すると見た目も機能も安定します。10㎡あたり砂利は約200〜300kgが目安で、運搬が最大の重労働になります。ホームセンターの軽トラ貸し出しを利用すると運搬コストを抑えられます。

花壇・レンガの縁取り

レンガやピンコロ石を並べて花壇の縁取りを作る工事も、難易度が低い部類です。モルタルで固定する場合は多少の経験があると安心ですが、据え置きタイプ(土に差し込むだけ)の縁石なら工具もほとんど不要です。

庭の雰囲気を変えるにはコストパフォーマンスが高く、レンガ1個100〜300円程度で手に入ります。

人工芝の設置

防草シートの上に人工芝を敷く工事です。砂利敷きとほぼ同じ手順で、カッターとU字ピン(固定用)があれば施工できます。天然芝と違ってメンテナンスが不要な点が人気の理由です。

注意したいのは下地の処理です。土を平らにならして転圧しないと、人工芝がデコボコになり、継ぎ目が目立ちます。仕上がりを左右するのは芝の品質よりも下地の平坦さです。

難易度 中 ── 経験者や工具を持っている方向け

ウッドデッキの設置

リビングから庭に張り出すウッドデッキは、DIYの中でも達成感が大きい工事です。ソフトウッド(SPF材、レッドシダーなど)なら材料費を抑えられますが、3〜5年で腐食が始まるため定期的な塗装が必要です。ハードウッド(イタウバ、ウリンなど)や樹脂木(人工木)は耐久性が高い分、材料費は2〜3倍になります。

施工のポイントは束石(基礎)の水平出しです。ここがずれるとデッキ全体が傾き、ガタつきの原因になります。水糸を張り、水平器でこまめに確認しながら基礎を据える作業が全工程で最も重要です。

必要な工具はインパクトドライバー、丸ノコ(または手ノコ)、水平器、差し金、メジャー。丸ノコは危険性が高いため、取り扱いに慣れていない場合は手ノコでも代用できますが、施工時間は大幅に増えます。

タイル・レンガ敷き(アプローチ・テラス)

玄関アプローチやテラス部分にタイルやレンガを敷く工事は、仕上がりが美しい反面、下地処理の手間が大きい工事です。

基本的な工法は「砂決め」(下地に砂を敷いてその上にタイルを置く方法)と「モルタル固定」の2種類があります。DIYで取り組みやすいのは砂決めのほうで、モルタルを使うとやり直しが効きにくくなります。

敷きパターンのデザインを事前に紙に描いておくと、カットの回数が減り、材料の無駄も少なくなります。

フェンスの設置

アルミフェンスや木製フェンスの設置は、DIYの中で最も節約効果が大きい工事の一つです。フェンスの素材別の費用は外構フェンスの費用相場で詳しく解説しています。

DIYで施工する場合、最大のハードルは柱の基礎工事です。独立基礎ブロックを使う場合は穴を掘って水平を出し、モルタルで柱を固定する工程が入ります。柱が1本でもずれるとパネルがはまらなくなるため、水糸を張って通りを揃える作業が不可欠です。

アルミフェンスはメーカーが施工説明書を公開しているケースが多く、説明書どおりに進めれば初めてでも組み立て可能です。ただし10m以上の延長になると柱の本数が増え、作業量がかなり大きくなります。

難易度 高 ── プロに任せたほうがよい工事

コンクリート土間打ち

駐車場やアプローチのコンクリート土間は、DIYで取り組む方もいますが、失敗した場合のやり直しコストが非常に高い工事です。

コンクリートはミキサー車で一気に打設し、金鏝で均す必要があります。硬化が始まるまでの時間が限られるため、一人での作業は現実的ではありません。ワイヤーメッシュの配置、勾配の設計(排水を考えた水はけ)、伸縮目地の設置など、専門知識が求められる工程が多く、仕上がりの差が出やすい工事です。

カーポートの設置

カーポートは柱の基礎に十分な深さと強度が求められ、屋根パネルの取り付けにも高所作業が伴います。台風や積雪に耐える構造計算がされている製品をメーカーの施工基準どおりに設置する必要があり、DIYには不向きです。

また、建築面積に算入されるため、建ぺい率の確認が必要です。10㎡を超える場合は建築確認申請が求められることもあり、手続き面でもプロの関与が安心です。

ブロック塀の積み上げ

ブロック塀は地震時の倒壊リスクがあるため、建築基準法施行令で高さ・配筋・控え壁の基準が定められています。2018年の大阪北部地震でブロック塀の倒壊による死亡事故が発生して以降、自治体の点検指導も強化されています。

2〜3段の花壇程度であればDIYでも可能ですが、目隠し用の高いブロック塀は安全性の観点からプロに依頼すべき工事です。

外構DIYで失敗しやすいポイント

排水を考えずに施工する

庭にタイルやコンクリートを敷くと、雨水の流れ方が変わります。水はけを考えずに施工すると、雨のたびに水たまりができたり、建物の基礎に水が溜まったりするリスクがあります。施工前に庭の勾配を確認し、水がどこに流れるかを把握しておくことが重要です。

境界線を越えて施工する

フェンスやブロックを設置する際、隣地との境界を正確に把握していないとトラブルの原因になります。境界標(杭)の位置を確認し、不明な場合は土地家屋調査士に境界確定を依頼してから着手するのが安全です。

建築確認が必要な工事を無申請で行う

10㎡を超える増築(ウッドデッキの屋根付きタイプなど)は建築確認申請が必要になる場合があります。防火地域・準防火地域ではさらに基準が厳しくなるため、自治体の建築指導課に事前確認しておくと安心です。

材料の必要量を見誤る

砂利やレンガは「足りない」が最大のリスクです。途中で買い足しに走ると、ロットの違いで色味が合わないことがあります。必要量の1割増しを見込んで購入しておくのが定石です。

DIYと業者依頼を組み合わせるのが現実的

外構工事のすべてをDIYにする必要はありません。むしろ、プロに任せる部分とDIYでやる部分を分けるのが費用対効果の面でも合理的です。

DIYが向く部分プロ依頼が向く部分
砂利敷き・防草シートコンクリート土間打ち
人工芝の設置カーポート設置
花壇の縁取りブロック塀(4段以上)
ウッドデッキ(低い・小規模)電気配線を伴う照明
簡易フェンス(低い・短い)排水工事(暗渠・雨水桝)

このように分けて見積もりを依頼すると、全体の外構費用を抑えつつ、安全性や耐久性が求められる部分はプロの品質を確保できます。業者にDIY予定の範囲を伝えれば、境界部分の仕上がりを調整してもらうことも可能です。

外構業者の選び方に迷う場合は、外構業者の選び方と失敗しないポイントも参考にしてください。

DIYの前に確認しておくこと

自治体の条例

地域によっては、道路に面する部分のフェンスの高さや素材に制限がある場合があります。景観条例が厳しいエリアでは色の指定もあるため、着手前に自治体の都市計画課に確認しておくと安心です。

隣家との事前相談

フェンスや塀の工事は隣家との関係に直結します。境界線上に設置する場合は費用負担の取り決めも必要です。事前にひと声かけておくだけでトラブルを防げることは多いです。

ライフラインの埋設位置

庭を掘る工事では、水道管やガス管、電気の引き込み線が埋まっている場所に注意が必要です。深さ30cm程度でも配管に当たることがあり、破損すると修理費が高額になります。建築時の配管図があれば確認し、不明な場合は慎重に手掘りで探るか、業者に事前調査を依頼してください。

よくある質問

外構DIYで最初に取り組むなら何がおすすめですか。

砂利敷きが最も取り組みやすい工事です。防草シートを敷いてその上に砂利を撒くだけで、専門的な工具はほぼ不要です。費用も10㎡で5,000〜1.5万円程度に収まり、失敗してもやり直しが効きます。仕上がりに自信がついたら、人工芝やレンガ敷きに進むのがスムーズです。

外構DIYに必要な工具はどこで揃えられますか。

ホームセンターで大半が揃います。インパクトドライバー、水平器、タンパー(転圧器具)、レーキ、メジャーが基本セットです。インパクトドライバーは5,000〜1.5万円程度で購入でき、ウッドデッキやフェンスなど幅広い工事に使えます。頻度が少ない場合はホームセンターのレンタルサービスを利用する方法もあります。

DIYで失敗したらやり直しは業者に頼めますか。

頼めます。ただしDIYで施工した部分の撤去費用が別途かかるため、最初から業者に依頼するよりも総額は高くなるケースがあります。コンクリート土間の場合は撤去だけで数万円かかることもあるため、やり直しのリスクが高い工事ほどプロ依頼を検討したほうが結果的に安く済む場合があります。

ハウスメーカーの外構見積もりが高いのですが、他の業者に頼んでもよいですか。

ハウスメーカーの外構工事は下請けの外構専門業者が施工するケースが多く、中間マージンが乗る分だけ割高になる傾向があります。外構専門業者に直接依頼すれば2〜3割安くなることは珍しくありません。ただしハウスメーカーの保証が外構にも及ぶ場合は、その条件を確認してから判断してください。相見積もりの取り方は外構の見積もり比較のポイントで解説しています。

まずは見積もりで「業者価格」を知ることから

外構DIYで費用を抑えるにしても、まずはプロの見積もり額を知っておかないと、どこで節約できるか判断できません。複数の外構業者から見積もりを取り、その金額と自分のDIYにかかる材料費・時間・リスクを比較するのが、最も合理的な進め方です。

外構工事の費用は業者によって差が出やすい分野です。外構・エクステリアの無料一括見積もりサービスで複数社の提案を比較し、DIYとの使い分けを検討してみてください。

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